総合:★★★★☆=85点
あらすじ:★★★☆☆
ストーリー展開:★★★☆☆
キャラクター:★★★★★
手軽さ:★★★★★
まよチキ!に続いてラブコメ、ハーレムもの『神なる姫のイノセンス』を1~4巻まで読んだ感想
実は主人公は人を従わせる特殊能力「王の声」の持ち主で、その都合女子高で7人のヒロイン、ヒメ神たちを愛さなければならなくなった。ヒメ神たちは「王の声」を持つ主人公に本能的に惹かれるが、素直になれなかったり主人公がヘタレだったり、妨害が入ったりとドタバタを迎える。
というひねりのないわかりやすいストーリーです。4巻で若干シリアスっぽさも出てきますが全編ドタバタコメディ調なのでそこだけが楽しみかな。
なんと1冊=1ヒロイン攻略 というわかり易さと単調さで話が進みます。気分はアニメ版ヨスガノソラ(苦笑) ストーリーはヒメ神の秘密解きを主としていますが4巻までは1冊=1ヒロイン攻略の公式状態。ドタバタコメディのおかげでまだダルくはなりませんが、主なヒロインが出揃った今後、展開には不安が。
ヒロインはツンデレ・妹・頭脳派・婚約者といった定番のラインナップ。ヒメ神たちはそれぞれが異なった能力(主に主人公イジメに使われる)をもっており、性格・口調も差が明確で定番ながらしっかりとしたキャラクター性の確立に成功しています。基本ヒロインは主人公ラブなので過激なスキンシップやセクハラ発言が多く、品は無いのですがコメディなのでやり過ぎない範囲内でちょうど良いです。
まよチキ!と同じく定番・王道な素材で作られており、キャラの完成度・ハーレムコメディ調と被りが多い作品です。1冊1ヒロインははっきり言ってツマラン展開ですが、完成度は高くドタバタラブコメディ/ハーレム物が好きなら是非読みたい作品と思います。超がつくほど読みやすいのも○